岡山県支部活動報告
岡山県支部活動報告
岡山県支部 松本典夫 有志一同
全日本愛瓢会岡山県支部(以下、「岡山愛瓢会」という)、灘崎ひょうたん組合の有志で瓢箪栽培見学、倉敷市児島での地域活動状況中のハウスを8月14日に訪問しました。
灘崎ひょうたん組合は初めて登場するのでどんな組織なのか簡単に説明します。
1985年ごろ地域おこしの一環として、当時の灘崎町が地区の特産品をひょうたんにしようと地域ぐるみで栽培から加工までに力を入れ灘崎ひょうたん組合が設立、現在に至っています。
灘崎ひょうたん組合の活動目的は地域の活性化・瓢箪文化芸術の向上であり、具体的には年1回の灘崎ひょうたんまつり(展示、即売)の開催、公民館主催の文化祭に参加(瓢箪展示)、小中学生に瓢箪栽培加工の推進を行うことで地域との交流を深め地域の活性化に協力しています。
岡山愛瓢会としても、地域に古くから親しまれてきた灘崎ひょうたん組合に参加することで活動の場が広がると考えています。灘崎ひょうたん組合はメンバー18名、そのうち岡山愛瓢会が13名所属しております。組合長:橘洋一郎(全日本愛瓢会:運営委員)
⇩ 写真は灘崎小学三年生によるヒョウタン栽培と、2018年灘崎ひょうたんまつりでの小学生の作品展示の様子(2020,21年はコロナ禍で中止)
1.瓢箪栽培の見学
昨年(令和2年)に岡山愛瓢会の有志9名による法人の雑草地の一部を開墾し瓢箪畑にしました。その畑に百成瓢箪を3株植え、地域の方たちと30個のヒョウタンが収穫できました(⇒ 昨年の様子は掲示板に投稿済)
今年も引き続き、岡山愛瓢会のサブ中田さんを中心に千成の苗を5本と昨年植えた百成の種から3本自生していた苗を植えました。棚にたくさんのヒョウタンがぶら下がっているのは見事なものです。また格好の良い朽木や貝殻にヒョウタンを埋め込んだ作品も多数作っています。現在収穫を終え百成が50個、千成が500個と埋め込んだ作品も10個と収穫できました。
ここで収穫したひょうたんの一部はこの後紹介する「ものつくり工房」で地域のみなさんの作品作りに使ってもらいます。
⇩ 写真は生育中の様子と乾燥中の作品をサブ中田さんに持っていただき記念撮影
2.倉敷市児島での地域活動状況
倉敷市児島で福祉に力を注いでいる王慈福祉会 高橋 鼎名誉会長(全日本愛瓢会:運営委員)の地域活性化の一つとしてお考えの「みらいの宝箱」、「ちいきの玉手箱」について高橋鼎さんにお話をお伺いしました。
☆ 高橋鼎さんのお話は次のとおりです。
倉敷市児島地区は戦前ものつくりが盛んなところで、現在でも団塊の世代が、個々に素晴らしい技能、技術を持っておられる方が多くいらっしゃいます。その方々の能力を次世代につながればと考え、瓢箪工芸も含め陶芸、絵画、竹細工、木工芸などの物つくりの一環として、何かできないかと考え「みらいの宝箱」ハウスと「ちいきの玉手箱」ハウスを設置しました。
以上高橋鼎様には地域の活性化、技術の伝承について熱く語って頂きました。
岡山愛瓢会としましても支援活動を続けてまいります。
(1)みらいの宝箱(ものつくり工房)
地域の方々のだれでもモノ作りの楽しさを体験できる場として提供。具体的には特技をお持ちの方が講師となって指導していただく。いずれ技術者が増え生徒が講師となり広がってくることに期待しています。
岡山愛瓢会としましても瓢箪工芸、木工芸などの技術向上に協力していきます。
⇩ 写真はハウスの外観、講師によるヒョウタンに和紙貼りの手ほどきの様子
(2)ちいきの玉手箱(展示場)
自分で楽しんでいる趣味の絵画や手作り作品などを展示してたくさんの方に見ていただくことで個々のモチベーションが高まるのではないかと思います。
早速多くの方の賛同を得てたくさんの作品を展示することができました。
また、みらいの宝箱(ものつくり工房)で作った作品も展示場に展示して個々のモチベーションを高めたいと期待しているところです。
岡山愛瓢会としましてもヒョウタン工芸作品の定期的な入れ替えなど協力していきます。
⇩ 写真は外観と展示会場の様子
投稿掲載:令和3年9月12日
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